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執筆者の写真ptyorch

Pオケアーカイブス その4

更新日:2020年2月18日


先月からお送りしています、Pオケアーカイブス。第4回のテーマは、2016年8月6日に開催された第4回演奏会よりセルゲイ・ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18」(ソリスト:川本嵐氏)となります。

指揮者の渡辺智博さんをゲストにお迎えし、色々と質問をしていきたいと思います。

(※録音音源を、このページの一番下に公開しています。是非聴きながらお読みください!)

指揮者/渡辺智博

1歳から音楽に触れ、3歳からピアノを始める。これまでにピアノを木曽真奈美、石岡久乃の各氏に、作曲を三瀬和朗氏に、指揮を岡田俊昭、梅田俊明の各氏に、コントラバスを市川雅典氏に師事。2013年、当時在籍していた芝学園ギター部の指揮者として、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのキオスクコンサートに出演。現在、桐朋学園大学3年次在学中。桐朋学園有志オーケストラ『NABEオケ』を創設、指揮を務める。

───本日は宜しくお願いします。

渡辺 ── こちらこそ宜しくお願いします!

───最近はどういった演奏活動をされていますか?

渡辺 ── そうですね、桐朋祭の色々な企画で指揮を務めさせて頂いたりしましたが、今は主に7月のレクィエムコンサートの準備をしています。

【2017年7月30日に昭島KOTORIホールで開催される「二大レクィエムコンサート」に、渡辺智博さんが出演します。詳しくは当ホームページの「コンサート情報」をご覧下さい】

───また共演出来ること、楽しみにしています!渡辺さんと初めて共演したのは当団第4回演奏会で演奏したセルゲイ・ラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番」ですが、この時の本番を改めて振り返っていかがですか?

渡辺 ── 本番ならではの緊張感とテンションの中でアンサンブルの難しいコンチェルトを演奏する事は、ある意味自分の理性との戦いです。どんなに音楽が盛り上がっても、常に耳をすませておかないといけませんので。

───なるほど。勢いに任せて演奏出来ないということですね?(笑)

渡辺 ── そうなのです。

───リハーサルはいかがでしたか?

渡辺 ── 実は、弦楽オーケストラ等の指揮は経験があったのですが、この時初めてフル・オーケストラの指揮を務めました。それぞれの楽器の特性について初めて実感する事も多く、大変勉強になりました。

渡辺 ── リハーサル期間は、ピアノソリストの川本嵐さんと合わせる前にオーケストラだけで練習をします。ピアニストそれぞれに自分のテンポ感が有りますから、この時にオーケストラだけでテンポを固定してしまわないように注意しました。

───なるほど、ソリストと合わせた時に、どんなテンポにも対応出来るようにしたという事ですね。

渡辺 ── はい。まぁ、いざソリスト合わせになるとやっぱり打ち合わせ通りには行かなかったり、新たな問題が発生したりするのですが…(笑)

渡辺 ── しかし、その問題点を前向きに解決していける良い雰囲気がPLANET-TERRA Youth Orchestraには有ると思いました。

渡辺 ── 別々の大学からそれぞれ集まっているのに、とても和やかな雰囲気で、休憩時間にも皆さんと色々な話をしました。

───それは本当に良かったです!7月のレクィエムコンサートも宜しくお願いします!

渡辺 ── こちらこそです!

───本日はありがとうございました。

渡辺 ── ありがとうございました!

******

録音音源はこちらです。

【次回の更新は5月8日(月)を予定しています】


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