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執筆者の写真ptyorch

Pオケアーカイブス その2

更新日:2020年2月18日


先週からお送りしています、Pオケアーカイブス。第2回のテーマは、2015年8月31日に開催された第2回演奏会よりユリウス・リーツ作曲「オーボエとオーケストラの為の演奏会用小品」となります。

オーボエソリストの藪野春菜さんをゲストにお迎えし、色々と質問をしていきたいと思います。

(※録音音源を、このページの一番下に公開しています。是非聴きながらお読みください!)

オーボエ奏者/藪野春菜

高知県出身。平成音楽大学卒業。第61回、第65回南日本音楽コンクール本選出場。2015年Planet-Terra Youth Orchestraとの共演を果たし、ソリストとしてコンチェルトを演奏。関東、関西、九州、四国、各地で演奏活動を行う。モーツァルト青少年管弦楽団の一員としてウィーン楽友協会での海外演奏を経て、現在、全国各地で演奏活動の他に、オーボエレッスン講師、吹奏楽講師など幅広い分野で指導も行っている。2016年3月ダブルリードデュオ「オトイロダンシュ」結成。2017年3月地元高知でファーストデュオリサイタルを開催。オーボエを脇岡総一氏に師事。

───本日は宜しくお願いします。

藪野 ── 宜しくお願いします!

───プロフィールにありますが、最近リサイタルコンサートがあったそうですね?

藪野 ── そうなんです!昨年「オトイロダンシュ」というダブルリード・デュオを結成しまして。今月、私の地元高知でファーストリサイタルを開催しました。

藪野 ── 残念ながら高知ではまだまだクラシックコンサートが少ないので、クラシック音楽文化を広めるために活動しています。

───2015年に、当団でJ.リーツの「オーボエとオーケストラの為の演奏会用小品」を演奏して頂きましたが、改めてこの曲についてどう思いますか?

藪野 ── あまり知られていない曲である事がもったいないです!とても技術的で、練習を始めてからは私自身が今まで気づかなかった課題がたくさん見つかったのですが、本当に隠れた名曲だと思います。

───そうですね。本番の録音を聴いてみていかがですか?

藪野 ── 演奏機会の少ない楽曲を演奏する事で、ある意味先入観の無い、私らしい演奏が出来ていると思います。

藪野 ── なにより、こんな名曲を演奏させて貰っていたんだ。という思いが大きいですね!

───それは私どもにとって何より嬉しいお言葉です!リハーサルはどのような雰囲気でしたか?

藪野 ── オーケストラと協奏曲を演奏するのはその時が初めてでしたので、とにかく自分の音楽と、自分のテンポをしっかりと持って「私に付いてきて!」という強気な気持ちでリハーサルに臨みました。

藪野 ── でも…本当はとっても緊張していたんですよ?(笑)

───そうなんですか(笑) しかしこの録音からは、緊張を感じさせない堂々とした演奏が聴こえてきます!

藪野 ── 団員の皆さんがとても温かい雰囲気の中迎えて下さいましたし、指揮者の寺嶋民哉さんが、「自由に演奏して良い」って言って下さったりと、沢山コミュニケーションが取れて、本番ではとても安心して演奏出来ました。

藪野 ── この時に知り合ったプレイヤーや作曲家の方とは、その後も関わりがあったりと、自分の中でとても大事な演奏会です!

───本日はありがとうございました!

藪野 ── ありがとうございました!

******

録音音源はこちらです。

【次回の更新は4月3日(月)を予定しています】


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